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34.六三四の剣

WHATSMAN@NNN

今日はまんが道。
先日、久しぶりに実家に泊まった際に、
俺のコレクションの一部に目が止まった。
それが今回のこれ。

ムサシ.jpg
六三四の剣。

作者は、村上もとか。
たぶん初めて、全巻をそろえた漫画。
集めたのは小学生のとき。

かく言う俺は、小学生時代、
回りの少年達が
ソフトボールに夢中になる中、
親の考え方で、
6年間、剣道に打ち込まされてた。
所謂剣道少年。

そんな俺が、
こんな漫画に出合ったら、
買うしかねえやろ、ってところ。

ってことで、内容的には、
マジの剣道。
クソすげえ。

「マジ」のってところを強調しておきたい。

簡単なストーリーを書いておこう。
警察官でモノスゲエ剣道家の父、夏木栄一郎 aka「岩手の虎」と
これまた剣道学生チャンピオンだった母、東北の鬼百合との
間に生まれた子供が、六三四。
この漫画の主人公。
なんで、六三四って名前がついたかっていえば、
剣道の全日本大会で、父、栄一郎が優勝した瞬間と、
子供が生まれた瞬間が、まさかの一致。
それが、6月3日の午後4時ジャスト。

「コイツは剣道の申し子じゃーッッ」@父

で、宮本武蔵にもあやかって、
六三四と名づけた。
そのムサシが、剣道の道を進んでいく。
あえて分けるなら、
前半部が小学生時代、
後半部が高校生時代、ってところ。

っていうか、
この漫画の肝として、
舞台が、岩手県、ってのがある。
方言がとにかくクソすげえ。

「痛いっっ」

のことを、

「イテじゃーっっ」

と叫んだりする。
岩手山の挿入などもかなりいい感じに
ローカルの匂いをクソ出す。

それはさておき、
とにかく登場人物の剣道に対する思いがクソ強い。
父、栄一郎は剣道大会のため、
警察官を辞めて、山にこもったりするし、
栄一郎のライバル、藤堂などは、
元々金持ちのため、
そもそも仕事を全くしてない。
剣道が仕事の男。
朝から晩まで、剣道をする。
藤堂の子供、修羅、はムサシのライバルになるんだが、
鍛えられ方が半端ない。

「私は自分の修行がまだまだなので、
中学になったら、おまえを私の師匠に預ける」@藤堂

とにかく「マジ」一本。
成長したムサシとかも、とにかくマジ。
剣道がすべての生活。
おそろしいまでの「マジの世界」@ルー。

そのため、台詞とかがクソすげえ。
まじでとんでもない。

岩手山に向かって、

「今から素振り一万本っっ」@ムサシ

とかはマジで半端ねえ。

あの強烈なシーンとして、
ムサシの修行を見学しに行ったヤツが
修羅に送った手紙。
でっかく一言、以下の文字。

「岩手に虎あり」

どんな手紙かっ、マジで。

ってことで、
読み直して、すげえ感じたが、
これは真剣に読んだら、大事になる漫画。
熱さが充満しているので、
モチベーションを上げたいとかって時に
読んでみるのもひとつやろう。

っていうか、
そもそもの本筋からしてもそうだが、
当然のように、
剣道少年にとってはバイブルかもしれん。
また、熱さもあるが、
要所要所には、
クソいい感じの礼を示す。
礼に始まり礼に終る、剣道の基本やろう。

思い出したが、
当時、ムサシの父、栄一郎の必殺技、
首を半ひねりして相手の突きを交わし、
片手で面を打つSKILLがあるんだが、
それをクソ真似してた。

とにかく懐かしい作品。

今読むと、
そりゃねえやろ、的なツッコミをいれながら、
ニヤニヤ、そして熱く読むことが出来る。

AUとかは高校まで、
剣道一直線でやってきたし、
ユラとかも、小学五年まで、
剣道少年やったらしい。
ちなみに、AUの嫁も剣道少女。
akaトンコツの鬼百合、かもしれんな。

ってことで、
NNNの基本中の基本は
剣道かもしれん。
礼に始まり礼に終る、てことよ。

あと、ちょっとした情報だが、
ムサシの幼馴染に、「魚戸のオサム」ってのが出て来るんだが、
漫画「イリアット」が好きな人なら、ピンと着たはず。
イリアットの作者が、魚戸おさむ。
村上もとかのアシスタントやったらしい。
どっちが先かはわからんけどね。

まぁ、今日は、こんなもん。

ピース。




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